ピロリ菌検査当院では、負担の少ない血液検査を行っております。
ピロリ菌の検査および除菌は保険診療です。
まずはご来院いただくか、お電話でお問い合わせください。
ピロリ菌検査とは
負担の少ない血液検査です。
ヒトはピロリ菌に感染すると、抵抗力として菌に対する抗体をつくります。
血液を用いて、血液中に存在するこの抗体の有無を調べる方法です。
こんな方はご相談ください
- 胃・十二指腸潰瘍の経験のある方。再発をくりかえす方
- 胃炎の方
- 胃がん家系でご心配な方
- なんとなく胃の具合がいつも悪い方
- 胃MALTリンパ腫の方や免疫性(特発性)血小板減少性紫斑病(ITP)の方
- 早期胃がんの内視鏡的治療を受けた後の方
ピロリ菌の除菌治療
検査で陽性とわかったら速やかにピロリ菌の除菌治療をします。お薬の服用は1週間です。
ピロリ菌の除菌治療には、胃酸の分泌を抑制するお薬と2種類の抗生物質の3つのお薬が用いられます。
この三種類のお薬を一週間服用することで、約7割の方は除菌に成功すると報告されています。
そして場合に応じて胃の粘膜を保護する薬剤を併用します。
除菌薬服用後の判定検査の重要性
除菌薬服用終了後、6ヵ月たってからに胃の中に本当にピロリ菌がいないのかを調べる判定検査を行います。
なかにはまれに一度で除菌できない場合もありますので、ピロリ菌が除菌されたかを知ることはとても重要です。
除菌後の判定検査を受診し、ピロリ菌の有無を確認しましょう。
ピロリ菌とは
胃の中にいる細菌で、胃潰瘍の約70-80%、十二指腸潰瘍の約90%に関わっていると考えられています。
日本人を対象にピロリ菌感染の有無で長期間経過を見た報告では、感染者だけに胃癌が見られましたが、感染者全員が胃癌になるわけではないことから、食塩、食事内容、体質など様々の因子が発癌に関わり、ピロリ菌が直接胃癌を起こすのではなく、胃癌のできやすい環境になるのではと解釈するのが妥当です。
また、日本人の半数程度がピロリ菌に感染しているといわれています。
ピロリ菌が原因の病気
ピロリ菌に感染したからといって、潰瘍や胃痛が必ず発症するわけではありません。
しかし、感染したほとんどの人に胃炎がおこります。
ピロリ菌は胃炎・胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因の一つとされ、最近では胃がんとの関わりも注目されています。
ピロリ菌は、除菌しない限り、胃の中にすみ続け慢性的炎症が続き、胃の粘膜を防御する力が弱まり、ストレスや塩分の多い食事、発癌物質などの攻撃を受けやすい無防備な状態となります。