超音波検査
(エコー検査)当院では、腹部・頸動脈・乳腺・甲状腺の超音波検査を患者様の安心のために随時行っております。
健康管理のため定期的に検査をされたい方、心配や変調のある方ご相談ください。
同日にご夫婦での検査も可能です。
まずはご来院いただくか、お電話でお問い合わせください。
超音波検査とは
超音波の反射波を利用して、臓器の形や大きさ、内部の様子、血流状態を画像として描き出すのが超音波検査です。
- 超音波検査は痛みや不快感がなく、放射線を用いないため被曝の心配もなく安全な検査です。
- 妊婦さんには胎児の発育過程を観察するのにエコーが用いられているように、国内外で安全とされている検査で、妊娠の可能性のある方や、妊婦さんでも検査可能です。
- 超音波を発信する方向を変えることで、いろいろな角度から調べることができ、画像がリアルタイムに表示されます。
- 比較的短時間で非常に多くの情報を効率・効果的に知ることができ、検診などのスクリーニング検査からより精密な検査まで行うことができます。
当院では腹部・頸動脈・乳腺・甲状腺の超音波検査を行います。
検査までの流れ
1.ご予約
初診の方はまずご来院ください。それから検査日をご予約いただくかたちになります。
ご予約時に検査のための食事、薬の調整、注意事項などをご説明させていただきます。
2.検査前日
腹部超音波検査の方は、前日は、特に指示がなければいつも通りお薬はお飲みいただいて結構です。
お食事は、午後20時までに軽く済ませていただき、それ以降はお水とお茶以外は摂らないでください。
その他の領域の検査は、とくに指示がない限り、いつも通りの食事で問題ありません。
3.検査当日朝
腹部超音波検査の方は、当日はお食事をとらずにご来院ください。
少量のお水であれば摂取していただいてもかまいません。
4.検査
検査時間は対象領域によって異なりますが,15分から45分程度です。
目的とする臓器が見えにくい場所にあったり、呼吸の影響で見え隠れしたりする場合もあります。
したがって検査が予定の時間より早く終わったから正常、時間が掛かったから異常というものではありません。
5.検査後
当日の検査結果について医師がご説明いたします。
普段通りの生活で問題ございません。
腹部超音波検査とは
この検査では、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓などの腹腔内臓器を検査します。
腹部超音波検査で分かる疾患の代表的なものは
- 肝炎や脂肪肝、肝硬変や肝腫瘍などの肝臓疾患
- 胆石や胆のうポリープ
- 膵臓や脾臓の腫瘍
- 腎臓ののう胞
など多種多様です
頸動脈超音波検査とは
頸動脈は、酸素や栄養などを含む血液を脳に送る重要な血管です。
この血管の状態を見るため、首の外から超音波をあて、血管の走行、血管壁の厚さやプラークの有無、カラードプラを利用して血液の流れ方やその量などを調べる検査です。
頸動脈超音波検査では、動脈硬化の程度がわかります。この血管を調べることで、全身の血管状態や動脈硬化の程度が予測できます。
乳腺超音波検査とは
乳房全体を観察し、腫瘤像の有無、乳管の拡張像や乳管内病変の観察、腫瘤像を形成しない病変などを検査します。
乳腺超音波検査でわかる疾患の代表的なものには
- のう胞などの乳腺症病変
- 線維腺腫などの良性腫瘍やがん
- 脂肪腫や粉瘤などの皮下腫瘤
などがあります。
甲状腺超音波検査とは
この検査では、甲状腺の大きさや内部の規則(均一)性の確認、腺腫やがんがないかなどの評価を行います。
甲状腺超音波検査でわかる疾患の代表的なものには
- バセドウ病や慢性甲状腺炎などのびまん性疾患
- 腺腫様甲状腺腫や濾胞腺腫、がん
などがあります。